英会話エスティームが斬る日本の英語教育とその処方箋
英会話エスティームを開業した頃、金沢は大手英会話スクールで溢れかえっていました。今は大手というと新規参入組の○○塾を含めて二校しか存在しません。開校当時より、「ただ英語を話せるだけの英語講師」を、あたかもエステサロンのように集め、英語教育とはとても言えない劣悪なカリキュラムで何十万もの授業料を前払いさせるスクール(そして倒産し、授業料を返還できずに顧客に迷惑をかけるスクール)に対するアンチテーゼとして、先駆的な役割を果たしてきたを誇りに思っております。
世の中にはいまだに「日本人が英語を話せないのは、学校で文法と読み書きばかりやっているからだ」と学校英語(受験英語)を批判する人がたくさんいます。はたして、それは真実でしょうか。実は、受験英語を単純に批判している人の大半は、全く現実を把握していません。そして机上の空論ばかり述べているのです。
ゆとり教育という大義名分のもと、一時期全教科で学習量は著しく減らされました。英語も例外ではありません。中学3年間で習うべき必修単語数は著しく減らされ、同時に指導方法もコミュニカティブアプローチという名の「英会話ごっこ」が蔓延したのです。その結果は顕著に表れています。その影響を直接受けた、いわゆる「ゆとり世代」の現在20代の生徒さんを教えていると、ある意味絶望的にさえなってしまうことがあります。BE動詞と一般動詞の違い、三単現のSのあたりでつまずいているのです。端的に言うと、中学一年生の二学期までに学ぶ文法が理解できていないのです。
そのような状態であっても、英語がどうしても話せるようになりたいという夢が捨てきれず、英会話スクールの門を大人になって叩く方がたくさんいます。しかし、英語が話せる魔法の薬などそもそも存在しません。中学一年生レベルの文法の基礎が分からなくて、前に進めるはずがありません。
その結果は自明ですね。時間とお金の無駄にしかならないのです。なぜなら、大半の英会話スクールは、英語を外国語として教授できるレベルのネイティブ講師をほとんど雇っていないからです。これが英会話スクールの不都合な真実と言えます。日本の英語教育の現状を正確に把握しているネイティブ教師は、民間スクールのレベルではほぼ皆無と言って過言ではないでしょう。このことがもたらしている具体的弊害についてお話しましょう。
一つの大きな弊害は発音です。発音記号はきちんと読めるでしょうか。驚いたことに当校以外で発音記号の読み方をきちんと学習したことがある生徒さんは、ほぼ皆無です。つまり未知の単語が出てきても、どうやって読んだらよいのか分からないのです。何となくネイティブの先生の発音を真似するだけでは、しばらくするとまた忘れてしまうのは当然です。未知の単語を自分で発音できないのでは、単語力は増えるわけがないし、相手にきちんと伝わるはずがないですね。残念ながら「話せる英語を目指す」と言いながら英語学習の根幹であるこの発音指導さえ、公立中学でも英会話スクールでもきちんと行われていません。
日本在住の外国人は、日本人の話す英語にある程度慣れていますから、少々下手な発音でも理解してくれますが、それでは外国へ行った時困ってしまいます。完璧にネイティブな発音でなくても良いでしょうが、最低限の許容範囲がやはりあります。その為に発音は大切です。カタカナ英語を克服する上でも発音記号のマスターは必須です。簡単な単語が聞き取れないで悩んでいる生徒さんも沢山います。それはカタカタ化した英語をインプットしている弊害が非常に大きいのです。また、正しい発音を覚えようとせず、わざわざもう一度カタカタ化した英語を覚えようとする生徒さんも少なくありません。これでは何年やっても進歩するはずがありません。英語学習の第一歩から間違っているのです。
又、当校では「読み書き」ができるという前提でレッスンを考えてはいません。実は世界基準のテストであるTOFELのセクション別の平均点をみると、日本人の受験者はREADING面で韓国や中国人の学生に大きく水をあけられているのです。ですから、文法にも、当然多くの時間を割きます。よく「日本人は訳読と文法ばかりやっているから何年経っても英語が話せない」ということがよく言われます。はっきり言いましょう。こういった考え方は根拠のない全くのデタラメです。受験英語=悪という図式の議論がよくなされますが、多くの生徒さんはTOEICのREADINGセクションが全部終わらないと悩んでいます。つまり仕事で要求される水準の「読み書き」能力さえも学校英語教育では習得できないというのが現実なのです。「自力で英語の新聞やペーパーバックが辞書を使ってでも読解できますか?」と問われて「できる」と答えられる人は何パーセントいるでしょうか。「できない」というのが大半の人の答えでしょう。つまり現在の学校英語教育は何も達成していないのです。この事実を直視しなければ、「話せる」ようになるためのカリキュラムは編成できません。
教授経験の欠如したナイーブな外国人講師は「日本人は読み書きはできるけど、話せないんだ」と思い込んで毎日レッスンしています。しかし、英会話エスティームは、そういった誤った前提には立っておりません。中学英語の基礎が分かってないのであれば、楽しく英語を話す練習ばかり期待されても困ります。基礎ができていないのであれば、当然レッスンの大半を文法に費やします。このことを理解して入会されるよう、受講希望者の方にはお願いしています。
世の中にはいまだに「日本人が英語を話せないのは、学校で文法と読み書きばかりやっているからだ」と学校英語(受験英語)を批判する人がたくさんいます。はたして、それは真実でしょうか。実は、受験英語を単純に批判している人の大半は、全く現実を把握していません。そして机上の空論ばかり述べているのです。
ゆとり教育という大義名分のもと、一時期全教科で学習量は著しく減らされました。英語も例外ではありません。中学3年間で習うべき必修単語数は著しく減らされ、同時に指導方法もコミュニカティブアプローチという名の「英会話ごっこ」が蔓延したのです。その結果は顕著に表れています。その影響を直接受けた、いわゆる「ゆとり世代」の現在20代の生徒さんを教えていると、ある意味絶望的にさえなってしまうことがあります。BE動詞と一般動詞の違い、三単現のSのあたりでつまずいているのです。端的に言うと、中学一年生の二学期までに学ぶ文法が理解できていないのです。
そのような状態であっても、英語がどうしても話せるようになりたいという夢が捨てきれず、英会話スクールの門を大人になって叩く方がたくさんいます。しかし、英語が話せる魔法の薬などそもそも存在しません。中学一年生レベルの文法の基礎が分からなくて、前に進めるはずがありません。
その結果は自明ですね。時間とお金の無駄にしかならないのです。なぜなら、大半の英会話スクールは、英語を外国語として教授できるレベルのネイティブ講師をほとんど雇っていないからです。これが英会話スクールの不都合な真実と言えます。日本の英語教育の現状を正確に把握しているネイティブ教師は、民間スクールのレベルではほぼ皆無と言って過言ではないでしょう。このことがもたらしている具体的弊害についてお話しましょう。
一つの大きな弊害は発音です。発音記号はきちんと読めるでしょうか。驚いたことに当校以外で発音記号の読み方をきちんと学習したことがある生徒さんは、ほぼ皆無です。つまり未知の単語が出てきても、どうやって読んだらよいのか分からないのです。何となくネイティブの先生の発音を真似するだけでは、しばらくするとまた忘れてしまうのは当然です。未知の単語を自分で発音できないのでは、単語力は増えるわけがないし、相手にきちんと伝わるはずがないですね。残念ながら「話せる英語を目指す」と言いながら英語学習の根幹であるこの発音指導さえ、公立中学でも英会話スクールでもきちんと行われていません。
日本在住の外国人は、日本人の話す英語にある程度慣れていますから、少々下手な発音でも理解してくれますが、それでは外国へ行った時困ってしまいます。完璧にネイティブな発音でなくても良いでしょうが、最低限の許容範囲がやはりあります。その為に発音は大切です。カタカナ英語を克服する上でも発音記号のマスターは必須です。簡単な単語が聞き取れないで悩んでいる生徒さんも沢山います。それはカタカタ化した英語をインプットしている弊害が非常に大きいのです。また、正しい発音を覚えようとせず、わざわざもう一度カタカタ化した英語を覚えようとする生徒さんも少なくありません。これでは何年やっても進歩するはずがありません。英語学習の第一歩から間違っているのです。
又、当校では「読み書き」ができるという前提でレッスンを考えてはいません。実は世界基準のテストであるTOFELのセクション別の平均点をみると、日本人の受験者はREADING面で韓国や中国人の学生に大きく水をあけられているのです。ですから、文法にも、当然多くの時間を割きます。よく「日本人は訳読と文法ばかりやっているから何年経っても英語が話せない」ということがよく言われます。はっきり言いましょう。こういった考え方は根拠のない全くのデタラメです。受験英語=悪という図式の議論がよくなされますが、多くの生徒さんはTOEICのREADINGセクションが全部終わらないと悩んでいます。つまり仕事で要求される水準の「読み書き」能力さえも学校英語教育では習得できないというのが現実なのです。「自力で英語の新聞やペーパーバックが辞書を使ってでも読解できますか?」と問われて「できる」と答えられる人は何パーセントいるでしょうか。「できない」というのが大半の人の答えでしょう。つまり現在の学校英語教育は何も達成していないのです。この事実を直視しなければ、「話せる」ようになるためのカリキュラムは編成できません。
教授経験の欠如したナイーブな外国人講師は「日本人は読み書きはできるけど、話せないんだ」と思い込んで毎日レッスンしています。しかし、英会話エスティームは、そういった誤った前提には立っておりません。中学英語の基礎が分かってないのであれば、楽しく英語を話す練習ばかり期待されても困ります。基礎ができていないのであれば、当然レッスンの大半を文法に費やします。このことを理解して入会されるよう、受講希望者の方にはお願いしています。