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動詞は「意味」で覚えるな!英語脳を作る7つのパターンと正しい学習習慣

単語の意味だけ覚えていませんか?「動詞の形」が英語脳を作る本当のカギ

単語の意味だけ覚えていませんか?「動詞の形」が英語脳を作る本当のカギ
「英単語をたくさん覚えたのに、いざ話そうとすると言葉に詰まる……」
「文法は知っているはずなのに、自分の作る英文に自信が持てない……」

もしあなたがそう感じているなら、それは**「動詞の覚え方」**に原因があるかもしれません。日本の英語学習者の多くが陥っている、ある「悪い習慣」についてお話しします。

まず、「私は彼に状況を説明した。」という文を英訳して下さい。

日本語の「彼に状況を説明した」という語順に引きずられて、以下のようなミスが多発します。

間違い例1:V + 目的語(人)+ 目的語(物)
❌ I explained him the situation. > (彼に状況を説明した)

解説: tell や give のように「人+物」の語順(第4文型:SVOO)は取れません。explainは「情報を提示する」動詞であり、「人に授与する」動詞ではないからです。

間違い例2:V + 目的語(人)+ that節
❌ She explained me that the train was late. > (彼女は電車が遅れたと私に説明した)

解説: これも非常によくある間違いです。tell me that... や inform me that... は正解ですが、explainは後ろに直接「人」を置くことができません。

問題の正解→I explained the situation to him.

動詞を「日本語訳」だけで終わらせる危険性

多くの学習者は、動詞を「意味(日本語訳)」だけで覚えようとします。
例えば、"tell" =「伝える」。
explain =「説明する」 
前の例題で示したようにこれでは正しい文章は作れないですね。

動詞の意味を覚えるだけでは英語は絶対に話せません。なぜなら、英語の動詞は単なる「動作」を表すだけでなく、**後ろに続く言葉の形(パターン)を決定する「司令塔」**だからです。

意味だけを追っていると、I told to him. や I told for the news. といった、不自然な(あるいは間違った)英語を無意識に量産してしまうことになります。

意識すべき「7つの主要パターン」

動詞をマスターするとは、その動詞が以下のどの「数式(パターン)」を取るのかを知ることです。

V + 目的語 (I discussed the plan.)

V + 目的語 + 疑問詞 (He told me where to go.)

V + 目的語 + to不定詞 (I want you to help me.)

V + (that) 節 (I believe that you can do it.)

V + 目的語 + that節 (She informed me that it was canceled.)

V + 前置詞 (I agree with you.)

V + 目的語 + 前置詞 (They provided us with food.)

例えば "suggest(提案する)" は、日本語の感覚だと「人に〜するよう提案する」と言いたくなりますが、実は "suggest + 人 + to do" という形は取れません。 こうした「語法(パターンのルール)」を無視して意味だけを繋げても、ネイティブには伝わりにくい英語になってしまうのです。

各パターンの例文

1. V + 目的語 (Direct Object)
最も基本的な形ですが、後ろに前置詞(toやwithなど)を入れないように注意が必要な動詞が多いです。

We discussed the new project for an hour.(新しいプロジェクトについて1時間議論した)
I reached the station just in time.(ちょうど間に合って駅に到着した)
Please answer my question.(私の質問に答えてください)

2. V + 目的語 + 疑問詞 (Object + Wh-word)
「誰に」「何を」をセットで伝えるパターンです。

Can you tell me where the restroom is?(トイレがどこか教えてくれますか?)
He asked me how I fixed the computer.(彼はどうやってパソコンを直したのか私に尋ねた)
She showed us what she had bought in Paris.(彼女はパリで何を買ったかを私たちに見せた)

3. V + 目的語 + to不定詞 (Object + to-inf)
相手に何かを「させる」「促す」ときに非常に多用される形です。

My boss advised me to take a rest.(上司は私に休みを取るようアドバイスした)
I remind you to lock the door.(ドアに鍵をかけるのを忘れないように言っておくね)
The movie inspired him to become a director.(その映画は彼に監督になる意欲を与えた)

4. V + (that) 節 (that-clause)
思考や発言の内容をそのまま後ろに置くパターンです。

I believe (that) you can do it.(あなたならできると信じています)
The report suggests that sales will increase.(報告書は売上が伸びることを示唆している)
She complained that the room was too cold.(彼女は部屋が寒すぎると文句を言った)

5. V + 目的語 + that節 (Object + that-clause)
「誰かに(人)」「〜という内容を」伝える形です。

I informed him that the meeting was canceled.(会議が中止になったことを彼に知らせた)
They assured us that the product is safe.(彼らはその製品が安全であることを私たちに保証した)
He convinced me that his theory was correct.(彼は自分の理論が正しいことを私に納得させた)

6. V + 前置詞 (Preposition)
動詞と前置詞がセットになって初めて意味をなすパターンです。

I totally agree with your opinion.(あなたの意見に完全に同意します)
She is listening to classical music.(彼女はクラシック音楽を聴いている)
We must apologize for the delay.(遅延について謝罪しなければなりません)

7. V + 目的語 + 前置詞 (Object + Preposition)
特定の「物・事」を特定の「人」に結びつける形です。

I congratulated her on her promotion.(彼女の昇進をお祝いした)
Could you help me with my homework?(宿題を手伝ってくれませんか?)
Don't blame me for your mistake.(君のミスを僕のせいにしないでくれ)

学習のアドバイス:辞書の見方
例えば、"suggest" を辞書で引いたとき、以下のような表記を探してみてください。

suggest [V (that) / V ing / V O to do (×)]

これを見ると、「suggestの後ろに to不定詞(to do)は置けない」ということが一目でわかります。意味を覚えるのと同時に、この「数式」のような記号を確認する癖をつけるのが上達への近道です。

動詞の「形」を見極める練習問題

以下の英文(1〜10)の太字の動詞が、先ほどの7パターンのどれに当てはまるか番号で答えてください。

【選択肢:7つのパターン】

1 V + 目的語(〜を…する)
2 V + 目的語 + 疑問詞(人に〜かを…する)
3 V + 目的語 + to不定詞(人に〜するように…する)
4 V + (that) 節(〜だと…する)
5 V + 目的語 + that節(人に〜だということを…する)
6 V + 前置詞(〜について…する)
7 V + 目的語 + 前置詞(人と〜を…する)

1 I expect you to arrive on time.

2 We reminded them that the deadline was tomorrow.

3 She explained how the machine works.

4 They shared the information with us.

5 I wonder if it will be sunny tomorrow.

6 He described the beautiful scenery.

7 We warned him to be careful.

8 I depend on your support.

9 They announced that the store would close.

10 She asked me where I lived.

ワンポイント・アドバイス

特に**「explain(説明する)」や「suggest(提案する)」は注意が必要です。
日本語の感覚だと「人に(O)〜を説明する」と言いたくなりますが、英語の explain は explain + 物 (+ to 人) という形を取るのが一般的で、「V + O + that節」の形は取れません。**

このように、辞書を引く際は意味だけでなく、例文の「後ろの形」がこの7つのどれになっているかを確認する癖をつけると、発信力が飛躍的に高まります。

「意味」の暗記を超え、「論理」で英語を操る。

石川県金沢市に拠点を置く英会話エスティームは、20年以上の指導キャリアを持つ講師が主宰する本格派英語スクールです。石川県社会人英語弁論大会優勝、世界最高峰のケンブリッジ英語検定C2(CPE)保持という確かな実績に基づき、単なるフレーズ暗記ではない「一生モノの英語力」を構築します。IPA(国際音声記号)を用いた正確な発音矯正と、動詞の語法・5文型に基づいた論理的な指導で、中上級者が直面する「伸び悩み」を根本から解決。独学では到達できない、解像度の高い英語の世界をご体感ください。


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