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英会話エスティーム厳選優秀教材ベスト5

英会話エスティーム厳選優秀教材ベスト5

金沢市英会話エスティームでの20年以上にわたる教授経験から、ケンブリッジ英検C2Proficiencyを取得したプロ英語コンサルタントが厳選した教材を5つをみなさまと共有します。英語に関する教材は無数にありますが、少しでも英語学習者の参考になればと思います。また、それらの教材のどこが優れているのかを具体的に指摘します。なお教材の中には受験生向け?と思われるものもありますが、決してそうではありません。社会人学習者の方にも是非取り組んでほしいものです。

1 ロングマン英和辞典

まず最初に紹介したいのはロングマン英和辞典です。これは残念ながら絶版となりましたが、アマゾンのマーケットプレイスでは、まだ中古で取引されています。この辞書の優れている点は
1 訳語の日本語が自然で文脈の中ではまりやすいこと。
これは特に高校生学習者にとては大きなアドバージになります。
2 辞書の見やすさ
カラーで見やすいこと、そして単語のインデックスが充実していて訳が探しやすいこと。
3 動詞の分類
これが一番大切なことでしょう。日本の英語教育では動詞は自動詞と他動詞の二週類に分類されていることがほとんどです。しかし、これは大きな混乱を引き起こします。SVとSVCで使われる動詞はどちらも自動詞なのでしょうか。前者は完全自動詞、後者は不完全自動詞と文法書では解説されていますが、これはナンセンスとしかいいようがありません。ロングマン英和辞典では「自動詞、連結動詞、他動詞」の3つに明確に分類しています。私が知る限り、日本で販売されている英和辞典ではロングマンだけがこの分類を採用しています。

この分類だと五文型学習が容易になります。文型=動詞の個性だからです。
自動詞を取る文型はSV
連結動詞を取る文型はSVC つまり連結動詞であれば二文型ということに自動的になります。
(不完全自動詞といった説明は不明瞭でナンセンスの極みです。)
他動詞を取る文型は SVO SVOO SVOC

2English Grammar in Use

この文法書は販売されていからすでに第五版となっていることが示すように、世界中の英語学習者に愛用されてきました。文法項目が学習しやすいように細分化されていることが、使いやすい特徴となっています。又例文は日常会話ですぐに使える、実用的な質の高いものが厳選されています。

ただし、別のブログで指摘していますが、使い方を間違えないでほしい教材です。これはコースブックではないのでUNIT1から順番に勉強するものではありません。自分の弱点を突き止めた上でその部分を補完する使い方が理想的です。なので、この教材を使うのであれば先生の助言を受けながら、が理想的でしょう。

3 英語の構文150

言うまでもなく受験生とっては不可欠な名著でしょう。残念なことに、最近は構文学習をおろそかにする傾向が学校現場で見られます。日本人が英語を効率的に学習する上で、ある程度の英文を暗記し、それを応用する練習は非常に大切です。このような地道な基礎をおろそかにする最近の流れは非常に憂慮すべき事態です。この教材は社会人の方で英語をものにしたい方にもおすすめです。これを使った私が教える受験生の中には、過去センターで満点を取った子が何人もいます。英文をある程度のチャンクで捉えられると速読にもつながります。学校で構文の参考書が指定されていないなら、是非一冊購入してほしいです。

4 4000 Essential English Words

基本的に日本で売られている、いわゆる単語帳はおすすめしないですが、これは単語増強に非常に優れた教材です。各ユニットで20の新しい単語を例文と一緒に学習→練習問題→20の新出単語が含まれたオリジナルストーリー(プラス内容理解問題)という流れになっています。

つまり単語学習をしながら、読解力も同時に無理なく高められる理想的構成となっています。音声についてですが、全6レベルの内容がYOUTUBEにアップしてあるので、音声教材を買う必要はありません。全単語、例文、ストーリーが音声には含まれます。

よく出る単語のただの羅列になっている単語教材がまだまだ日本では主流です。学校現場でもそういったものばかり一括採用しています。そうな無味乾燥なものでは学習の楽しさゼロです。そして単語も定着しません。この教材は語義の説明も全て英語ですが、平易な単語で分かりやすく説明してあるので、慣れればすぐに使えるようになるでしょう。

5 Using Collocations for NATURAL ENGLISH

この教材はどちらかというと上級者向けです。別のブログで述べましたが単語は、単独で覚えてはいけません。なぜならそれでは使えないからです。例えば、effort=努力 と覚えるのはよくありません。「努力する」って何ていいますか? make an effort ですね。それなら「努力する」=make an effort と覚えたらどうでしょうか。この本ではよくある 動詞+名詞 形容詞+名詞 動詞+副詞 の組み合わせを豊富な練習問題を使って定着させることができます。この本のコロケーションが使えれば、あなたの英語はネイティブのものに近くなるでしょう。