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なぜ日本人は英語が話せないのか?「化石化した文法」と連結動詞の問題

なぜ日本人は英語が話せないのか?「化石化した文法」と連結動詞の問題

「単語も覚えた、文法も一通りやった。なのに、いざ話そうとすると言葉が出てこない……。そんな経験はありませんか?

もしあなたが『英語が話せないのは、自分の努力が足りないからだ』と思っているなら、それは大きな間違いです。実は、あなたの脳にインストールされている『文法という名のOS』が、明治時代から一度もアップデートされていない『化石』だとしたらどうでしょうか?」

今、日本の英語教育界には「文法学習」を諸悪の根源のように敵視する風潮があります。「文法ばかりやっているから話せないんだ」「もっと直感的に、自然に学ぶべきだ」と。その結果、「なんちゃって英会話」を大人数の教室で行い、中学一年生の冒頭から be動詞と一般動詞の区別がつかない生徒が大量に出ています。画像は文科省検定教科書の中学一年生の例です。

しかし、断言します。
悪いのは「文法」そのものではありません。明治時代からアップデートされることなく、化石化した理論を「正解」として堂々と受け継いできた、その硬直したシステムこそが最凶の原因です。

その最たる一つの例が、不完全自動詞(Incomplete Intransitive Verb)という、生きた英語を殺すための呪文です。

英語の動詞は、大きく分けて何種類ありますか?

こう聞かれたら、ほとんどの人は「自動詞と他動詞の2種類」と答えるでしょう。学校でも塾でも、耳にタコができるほどそう教わってきたはずです。

しかし、断言します。
その「2分類」に固執している限り、あなたの英語OSがアップデートされることは一生ありません。

なぜなら、その分類には英語の「心臓部」が欠落しているからです。
実は、英語にはもう一つの決定的なカテゴリーが存在します。それが、連結動詞(Linking Verb)です。

日本の教育界が「不完全自動詞」という、死んだ標本のような名前で100年以上も隠蔽し続けてきた、英語の論理を支配する真の主役。これを知るか知らないかが、一生「英語を分析する人」で終わるか、自由自在に「英語を操る人」になれるかの分かれ道です。

「=(イコール)」こそが英語の心臓部である

英会話エスティームでは、この新しいOSを導入する際、まず日本語との対比から入ります。
「〜は〜だ / 〜である」(状態・性質を表す)
「〜は〜する」(動作を表す一般動詞)

英語において、「=(イコール)のマーカー」としての役割を一身に背負っているのがbe動詞です。

He is a doctor. (He = doctor)
The sky is blue. (The sky = blue)

一方で「〜は〜する」という動作を表すのが、一般動詞(自動詞・他動詞)です。しかし、ここからが重要です。実は一般動詞の中には、be動詞と同じように「=」の役割を果たすものたちが存在するのです。それこそが、私たちが提唱する連結動詞(Linking Verb)です。

He became a doctor. (He = doctor)に「なった」
The sky looks blue. (The sky = blue) に「見える」)

このように、「be動詞の親戚」として連結動詞を捉えるだけで、脳内には一瞬で論理的なネットワークが構築されます。これこそが、私が提唱する「English OS」の基幹部分です。

「考古学」のような後付けの理屈

しかし、化石化した文法を教える側は、この美しい論理をわざわざ複雑に解体します。あるYouTuber である有名な講師は、次のように解説しています。

① 主語が補語に力をぶつけていないから「自動詞」。
② しかし、I am だけでは文が完成せず「不完全」。
だから「不完全自動詞」と呼ぶ。

なぜ、これほどまでに回りくどい理屈が必要なのでしょうか?
それは、日本の英語教育が長年**「連結動詞という概念は、5文型指導と相性が悪い」と決めつけてきたから**に他なりません。

5文型は「構造(形)」の分類であり、連結動詞は「機能(意味)」のレイヤーです。異なる次元の概念を混ぜると現場が混乱する、という後ろ向きな理由で、本来セットで教えるべき「形」と「機能」が切り離されてしまいました。その結果生まれたのが、実用の役には立たない「考古学」のような用語解説なのです。

日本社会の縮図:「出る杭は打たれる」という病理

なぜ、これほどまでに非合理的な用語が100年以上も生き残っているのでしょうか。それは、「出る杭は打たれる」という日本社会の縮図そのものです。

かつて、この「Linking Verb」を積極的に採用し、言語の本質を提示した**ロングマン現代英英辞典(LDCE)**が、日本の教育市場で淘汰された歴史があります。文科省の検定教科書という「絶対的な権威」から外れる合理性は、たとえそれが正しくても「異物」として排除される。

「進歩を受け入れるよりも、現状の停滞を維持する方が安心だ」という日本社会特有の集団心理。 進歩を望む「出る杭」を組織的に叩き潰すこの構造こそが、日本が世界から取り残され、英語難民を量産し続けている真の原因です。

辞書は「翻訳の道具」か、「発信の設計図」か

ここで、日本で最も普及している『ジニアス英和辞典』と、私たちが推奨する『ロングマン(LDCE)』を比較してみましょう。動詞 "find" の説明を見れば、思想の差は一目瞭然です。

ジニアスの記述: [SVOC] OがC(状態)であることに気づく

ロングマンの記述: find something easy / difficult / annoying etc.
<…>をやさしい[難しい,腹立たしい]と思う

なぜジニアスでは「運用」できないのか
ジニアスの説明は、あくまで「英文を日本語に訳す」ためのガイドです。「気づく」という日本語訳を覚えたところで、いざ英語を話そうとした瞬間に脳内で行われるのは、「『気づく』だからfindを使って、目的語を置いて、補語に形容詞を……」という複雑な翻訳作業です。これではスピーキングのスピードには到底追いつけません。

なぜロングマンなら「話せる」のか
対してロングマンは、意味(訳語)よりも先に**「型(Pattern)」**を提示します。
find sb adj という文字列は、そのままスロット(枠組み)として機能します。

[find] と言った瞬間に、

次に [人・物] を置き、

最後に [その状態] を置く。

この「位置の言語」としてのレールが敷かれているため、脳は余計な翻訳処理から解放され、反射的に言葉を紡ぎ出すことができるのです。

教師を縛る呪縛:なぜ英語教師は話せないのか

この革新的ロングマン英和辞典のような論理的辞書の恩恵を受けられない最大の犠牲者は、実は英語教師自身です。彼らもまた、化石化した用語という「鉄格子の檻」の中に閉じ込められています。

英語を話す際、脳内では瞬時に構造を組み立てるプロセスが求められます。しかし、「不完全自動詞」という重苦しいラベルで理解していると、発話の瞬間に脳が「分類」と「照合」という膨大な計算に占有されてしまいます。教師自身が英語を「生きている言語」ではなく「解剖されるべき死体」として扱っている。構造を「機能(Function)」で捉える訓練を受けていない人間が、流暢な運用能力を発揮できるはずがありません。

英会話エスティームが「革新」を選ぶ理由

他校や既存の塾が「社会の慣習」や「現場のコスト」を理由に本質から逃げる中、私は断言します。「最初から本質を教えることが、最終的に最もコストが低い」

「不完全自動詞」という言葉で一度脳をフリーズさせてから教え直す二度手間こそが、最大の時間の無駄です。英会話エスティームは、世界標準のOSを最初からインストールします。Linking Verbを使い、S = C(=関係)を定着させる。find sb adj / give sb sth という型を使い、英語を「位置の言語」として捉える。

化石化した文法用語を解体し、現代のグローバルスタンダードに基づいた**「English OS」**を提供します。伝統という名の「停滞」に甘んじるか、論理という名の「革新」を掴むか。その選択が、あなたの英語力の運命を決めます。

辞書を変えるだけで、脳内の処理速度が10倍変わる

あなたの英語の「武器」をアップデートするために、Amazonで中古の『ロングマン現代英英辞典(LDCE)』を手に入れてください。無理ならオンライン版のロングマンでも構いません。他の辞書を使うよりも、確実に数倍はましな結果が得られるはずです。

「英語OSを入れ替えれば、発話のたびに脳内で『文法パズル』を解く苦痛から解放されます。浮いた脳のメモリを、『相手との対話』や『洗練された語彙の選択』に使えるようになる。 それが、当校が提供するレッスンの本質です!

【編集後記:あなたの英語は「進化」していますか?「退化」していますか?】

記事で解説した「化石化」は、自分一人では絶対に気づけません。
なぜなら、あなたの脳がそれを「正しい」と信じ込んでいるからです。

「私の英語、このままで大丈夫かな?」

そう少しでも不安に思った今こそ、その化石を砕くチャンスです。
エスティームの無料体験レッスンでは、日本人講師があなたの「隠れたクセ」を特定し、最短ルートの修正案を提示します。

「独学でフレーズを増やしても、土台となるOS(文法構造)が古いままでは、いつまでも『化石化した英語』から抜け出せません。

エスティームでは、あなたのOSを最新の『論理的英語脳』へとアップデートします。まずは40分、その違いを体感してください。」


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著者プロフィール

英会話エスティーム英語コンサルタントの清水恭宏です。1999年より「一人一人に完全に合わせたオーダーメードレッスン」を提供してきました。現在は金沢市内教室での対面レッスンに加えて、ドイツ・ベルギー・シンガポールでインターナショナルスクールへ通う児童、そして帰国子女、ビジネスマン、医師、受験生、主婦の方まで幅広い層を指導しております。世界最高峰の英語資格であるケンブリッジ英検C2Proficiencyを取得しておりますので、CEFRA1からC1レベルの方まで幅広く指導できます。中学生で英検一級も輩出しており、指導力には絶対の自信を持っております。指導はIPA国際発音記号の徹底で「通じる英語」の基礎を築くことから開始します。初めて英会話レッスンを受講する方、他スクールで学んで成果を上げられなかった方是非私にご相談下さい。

▼ 学歴 ▼
立命館大学産業社会学部卒業。

▼ 海外経験 ▼
イギリス(2年)語学留学でケンブリッジ英検C2Proficiency取得。
Basingstoke市の知的障害者施設で1年働き、実践的コミュニケーション能力を身につけました。
ニュージーランド クライストチャーチ市の Achievement Institute of English の日本エージャントをつとめました。一番大好きな国で五回行きました。その他、スイス・ベルギー、オーストリア、香港、シンガポールを訪れたことあります。

▼ 英語指導・ビジネス経験 ▼
文科省英語教育開発指定校であった、金沢市南小立野小学校で非常勤講師を五年勤めました。中部英語教育学会で「日本人にあった発音指導」という題で発表しました。現在の日本インバウンド事業の草分け的存在である The Real Japan プロジェクトに翻訳者として参画しました。現在は英会話エスティームに専念しております。石川県社会人英語スピーチコンテスト県知事賞受賞歴あり。

▼ 趣味・好きなもの ▼
クラシックギターは20年以上弾いており、去年念願のコンサートデビューを果たすことができました。クラシック、ボサノバ、J-POP、ジャズなど幅広い音楽を演奏します。料理は好きですが、基本がなってないので全て創作です。ですが、味には自信があります(笑)
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生徒さんへメッセージ
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「英語が変わる、未来が変わる」が私の教育コンセプトです。受験生にとっては進学への未来が拡がり、ビジネスマンの方にとっては仕事の機会が拡大し、地元の方にとってはインバウンド観光事業での可能性が拡がります。英語を通じて受講生をポジティブな未来に導くお手伝いをしたいと心から願っております。そのため全身全霊でサポートしますので是非私にご相談下さい。


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