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英語の構文150で覚醒した私の英語人生|自叙伝Part14

英語の構文150で覚醒した私の英語人生|自叙伝Part14

はじめまして。金沢市のオンライン英語教室「エスティーム」代表の清水です。高校生のみなさん、美誠社の『新英語の構文150』はお持ちでしょうか? また、社会人のみなさんも、多くの方がこの本にお世話になったことでしょう。

でも……きっと「つまらない」と感じたのではないでしょうか。
確かに素晴らしい名著ですが、いかんせん例文が無機質なのです。そこで、この『構文150』の有用性を証明するために、収録されている構文だけを使って、私自身のリアルな人生のエピソード(自叙伝)を綴ってみました。

実はこの自叙伝、単に楽しい読み物というだけではありません。世界最高峰の英語資格「ケンブリッジ英検C2 Proficiency」を持つ私自身が、現在の難関大学入試で求められるCEFR B2〜C1レベルの高度な語彙や、生きた文脈を読み解く力を自然に養えるよう、あえて手応えのある英語で執筆しています。

無機質だった構文に命が吹き込まれると、驚くほどスッと頭に入ってくるはずです。ぜひブログを読む感覚で、楽しくマスターしていきましょう!お楽しみに。

Story79- あの頃と今:変わりゆく学校の規律



構文115 仮定法過去(If節のない応用編)
Story 79




Then and Now: Shifting Discipline in Schools




I still vividly remember an ordeal caused by my own carelessness: I left my kanji homework at home. When I asked my homeroom teacher for permission to go back and fetch it, his response was brutal: 'You don’t need to go home. Stay after school and rewrite everything from scratch.' This meant writing 50 different characters, 10 times each. To make matters worse, my mother harshly scolded me when I got home; I had expected her to sympathize with me over the teacher's harsh penalty, but parents back then respected teachers in a way they rarely do now. Today, imposing such a punishment would surely infuriate parents and be labeled as a form of corporal punishment. That said, I can't help but feel that this kind of strict discipline is fundamentally lacking in Japan's public education system today.






忘れもしない、自らの油断が生んだあの日の災難。私は漢字の宿題を自宅に置き忘れてしまったのだ。担任に「取りに戻ってもいいですか」と願い出たが、返ってきたのは容赦のない一言だった。「帰らなくていい。放課後に居残って、ゼロから書き直せ」。課されたのは、50もの文字を各10回ずつ写すという苦行だった。


最悪なことに、帰宅した私を待っていたのは母の猛烈な雷だった。先生の仕打ちに少しは同情してもらえるかと思いきや、当時の親たちの教師に対する敬意は、今とは比べものにならないほど絶対的だったのだ。現代であれば、こんな罰を与えようものなら親は激怒し、即座に「体罰」の烙印を押されるに違いない。だがそれでも、現在の日本の公立教育において、あの頃のような毅然とした厳しさが決定的に不足しているように思えてならないのだ。







🔑 構造を見抜く「英語OS」:構文フォーカス


今回のエッセイの核となる、知的な表現を支える重要な構文ポイントを解説します。



【1. If節のない仮定法過去:主語や副詞が条件節の代わりをする構文】

·構造: [Today, imposing such a punishment would surely infuriate parents...]

·解説: 文中に If を使った節がありませんが、主語である Today, imposing such a punishment(今日、そのような罰を科すこと)自体に「もし現代においてそんなことをすれば」という**仮定の条件**が含まれています。後ろの助動詞が過去形の would になっているため、「(実際には今やっていないが)もしやれば、〜になるだろう」という現在の事実とは異なる仮定のニュアンスをスマートに表現しています。



💡 その他の重要構文ポイント:

·cannot help but + 動詞の原形(〜せずにはいられない): ...I can't help but feel that... は、自分の心の中から湧き上がる抑えきれない感情や確信を表す重要構文で、「どうしても〜だと思ってしまう」という筆者の強い実感を際立たせています。

·過去完了形(had + 過去分詞): ...I had expected her to sympathize with me... は、母に叱られた過去の時点よりも「さらに前」に抱いていた淡い期待を表すため、時制を一段古くして過去の落差(ギャップ)を強調しています。

·関係詞の省略と代動詞の do: ...in a way they rarely do now. は、in a way の後ろに関係詞が省略されており、do は直前の動詞 respect の身代わり(代動詞)として機能し、「今の親が滅多にしないようなやり方で」という時代背景の対比を綺麗に成立させています。





💡 まとめの一言: `Ifのない仮定法` を使いこなすことで、If節をダラダラと並べることなく、「もし〜なら、…だろうに」という洗練された大人の仮定表現をコンパクトに伝えることができます!







💎 重要語彙・コロケーション解説


  • ·vividly (【副】鮮明に、ありありと ―― まるで目の前で今起こっているかのようにハッキリと記憶している状態)

  • ·ordeal (【名】厳しい試練、辛い体験 ―― 単なるトラブルを超えた、精神的・肉体的に耐え難い苦しい経験)

  • ·brutal (【形】残酷な、容赦のない ―― 一切の妥協や優しさを排除した、突き放すような厳しさ)

  • ·from scratch (【熟】最初から、ゼロから ―― 途中からではなく、完全に白紙の状態からやり直す際の定番表現)

  • ·to make matters worse (【熟】さらに悪いことには ―― 既に悪い状況がある中で、さらに追い打ちをかける事態が起きた時のフレーズ)

  • ·sympathize with... (【熟】〜に同情する、共感する ―― 相手の辛い立場や気持ちに寄り添って味方になること)

  • ·back then (【熟】当時は、あの頃は ―― 現在の状況と対比させながら、過去の特定の時代を振り返る表現)

  • ·infuriate (【動】激怒させる ―― make angryよりも遥かに強く、頭に血が上るほどカンカンに怒らせる様子)

  • ·corporal punishment (【名】体罰 ―― 身体への直接的な暴力だけでなく、肉体的な苦痛や負担を伴うあらゆる懲罰の総称)

  • ·fundamentally (【副】根本的に、本質的に ―― 表面的な部分ではなく、物事の土台やベースからして完全にという意味)




Story80 -英語がつないだ不登校からの未来

今回は英語の構文150 Second Edition より新英語の構文150で扱われていない構文に焦点を当てます。



構文138 to one’s + 感情を表す名詞
Story 80




A Breakthrough via English




What I am proud of in my profession is that teaching English can significantly alter students’ future trajectories and act as a confidence builder. Ami was a shining example of this. When I started teaching her in junior high school, she was a school refuser, missing over half of her classes. Anxious to find a breakthrough, her mother hoped that mastering English would boost her daughter's confidence and self-esteem. Although Ami continued to skip school until she graduated from junior high, she never missed a single one of my lessons. Her English made considerable strides, fueled by her preexisting love for reading in Japanese. In high school, I recommended a graded English reader about Sakamoto Ryoma, whom she admired from the bottom of her heart. Ami read the book with remarkable zeal, as if it were written in Japanese. To my surprise and relief, Ami fully embraced her high school life, rarely missing a day, and eventually went on to university. What a rewarding experience as a teacher!






私が自分の職業において誇りに思っているのは、英語を教えることが生徒たちの将来の進路を大きく変え、自信を植え付けるきっかけになり得るということです。アミはその輝かしい具体例でした。私が中学校で彼女を教え始めたとき、彼女は授業の半分以上を欠席する不登校児でした。なんとか突破口を見つけたいと切望していた母親は、英語をマスターすることが娘の自信と自己肯定感を高めてくれるよう願っていました。


アミは中学校を卒業するまで学校を休み続けましたが、私のレッスンだけは一度も欠かしませんでした。もともと日本語の本を読むのが好きだったことも手伝って、彼女の英語力は著しい進歩を遂げました。高校生になったとき、私は彼女が心の底から憧れていた坂本龍馬に関する、語彙制限のある英語のリーダー(読本)を勧めました。アミは、まるでそれが日本語で書かれているかのように、驚くほどの熱意でその本を読みました。私が驚き、また安心したことに、アミは高校生活を完全に受け入れて学校を休むこともほとんどなくなり、最終的には大学へと進学しました。教師として、なんてやりがいのある経験なのでしょう!







🔑 構造を見抜く「英語OS」:構文フォーカス


今回のエッセイの核となる、知的な表現を支える重要な構文ポイントを解説します。



【1. 感情を表す副詞句:to one’s + 感情名詞】

・構造: [To my surprise and relief, Ami fully embraced her high school life...]

・解説: 文頭の To my surprise and relief は、文全体に「私が驚き、かつ安堵したことには」という語り手の主観的な感情を付け加える独立した副詞句(塊)を形成しています。これにより、単なる事実の羅列ではなく、アミさんの劇的な変化に対する教師の生きた心情をコンパクトに差し込む、非常に洗練された大人の表現が成り立っています。



💡 その他の重要構文ポイント:

関係代名詞の What と名詞節の that: What I am proud of... is that ~ は、「私が誇りに思っていること(主語)」=「〜ということ(補語)」という強固なイコール関係(SVC)を構築し、最も伝えたい「教師としての誇り」を文頭で力強く提示しています。

形容詞句による主句の修飾(分詞構文的アプローチ): Anxious to find a breakthrough, her mother hoped... は、主語(her mother)の心理状態を文頭の形容詞句で前置きし、「なんとしても突破口を見つけたいと願っていた母親は〜」というドラマ性のあるニュアンスをスムーズに組み込んでいます。

as if + 仮定法過去: ...as if it were written in Japanese. は、実際には英語で書かれた本であるにもかかわらず、「まるで日本語で書かれているかのように」という現在の事実とは異なる様子を躍動感たっぷりに描写しています。





💡 まとめの一言: `to one's + 感情名詞` を文頭に置くことで、文全体のトーンを一瞬で制御し、聞き手や読者に対して「これから語る事実が、自分にとってどんな意味を持つのか」をロジカルかつドラマチックに伝えることができます!







💎 重要語彙・コロケーション解説


  • ・profession (【名】職業、専門職 ―― 単なる job ではなく、高度な専門知識や社会的責任を伴う知的職業を指す)

  • ・significantly (【副】著しく、かなり ―― 統計的あるいは目に見える形で、物事が大きく変化する様子)

  • ・alter (【動】変える、変革する ―― 根本的な性質や形を、部分的に、あるいは確実に新しい方向へ変化させること)

  • ・trajectory (【名】軌道、軌跡 ―― 本文の future trajectories で「生徒たちの将来の進路・人生の歩み」をロジカルに表現)

  • ・confidence builder (【名】自信を与えてくれるもの ―― 自信の土台を「構築するもの(要素)」として機能するハブ的名詞表現)

  • ・shining example (【名】輝かしい手本、素晴らしい具体例 ―― 抽象的な理論を完璧に証明するような、最も際立ったお手本)

  • ・school refuser (【名】不登校の生徒 ―― 心理的・情緒的な理由から学校への登校が困難になっている児童・生徒の表現)

  • ・anxious to do (【熟】切に〜したいと願っている ―― 不安や焦燥感を伴うほど、現状の打開や行動を強く求めている状態)

  • ・breakthrough (【名】突破口、現状打破 ―― 行き詰まった状況を一気に突き破り、進展をもたらす劇的な発見や転機)

  • ・self-esteem (【名】自尊心、自己肯定感 ―― 自分の価値を認め、自分を大切に思う内面的な心のベース)

  • ・make considerable strides (【熟】大幅な進歩を遂げる ―― 単なる progress よりも、大股でぐんぐんと前進するような著しい成長)

  • ・preexisting (【形】以前からある、もともとの ―― 新たに生まれたのではなく、過去から継続して備わっている性質や状態)

  • ・zeal (【名】熱意、情熱 ―― 目標や興味のある対象に対して、内面から溢れ出るような強い熱意)

  • ・from the bottom of one’s heart (【熟】心の底から ―― 表面的な感情ではなく、内心の最も深い部分から偽りなく想う定番表現)

  • ・embrace (【動】喜んで受け入れる、抱擁する ―― 変化や新しい環境などを、拒絶せず両腕を広げて歓迎すること)

  • ・rewarding (【形】やりがいのある、報われる ―― 費やした労力や時間に対して、それ以上の価値ある精神的リターンが得られること)




Story81 - 孤高のギタリストの葛藤と情熱



構文130 A if not B
Story 81




The Solitary Struggles of a Classical Guitarist




At the height of the COVID-19 pandemic, I started a YouTube channel to share my guitar performances, uploading 98 videos to date. Recording just one video demands immense concentration and energy. Getting a flawless take brings a deep sense of satisfaction, but reaching that point often means over two hours of repetitive playing. It can be incredibly demoralizing when I keep getting stuck and making the same mistake at the exact same spot. I’ve realized that hitting 'record' is just as nerve-racking as—if not more than—performing in a live recital. On top of that, attracting viewers has been an uphill battle. The nature of my channel—pure classical guitar with no vocals—makes growing my views and subscribers an arduous task. Sometimes, I truly wish there were a magic formula to connect with more listeners.






コロナ禍の真っ只中、私は自分のギター演奏を共有するためにYouTubeチャンネルを開設し、今日までに98本の動画をアップロードしてきた。たった1本の動画を録画するだけでも、莫大な集中力とエネルギーを必要とする。完璧なテイクが撮れたときは深い満足感が得られるが、その域に達するには、しばしば2時間以上も同じ演奏を繰り返すことを意味する。まったく同じ場所で何度も行き詰まり、同じミスを繰り返してしまうときは、信じられないほど気力が挫かれるものだ。


「録画」ボタンを押すことは、生の演奏会で演奏することと同じくらい――いや、それ以上かもしれないが――神経をすり減らすものだと私は気づいた。その上、視聴者を惹きつけることは苦難の連続である。ボーカルのない純粋なクラシックギターという私のチャンネルの性質上、再生回数やチャンネル登録者数を増やすのは骨の折れる仕事だ。時折、より多くのリスナーとつながるための魔法の方程式があればいいのに、と心から願ってしまう。







🔑 構造を見抜く「英語OS」:構文フォーカス


今回のエッセイの核となる、知的な表現を支える重要な構文ポイントを解説します。



【1. 比較の挿入表現:A if not B】

・構造: [...hitting 'record' is just as nerve-racking as—if not more than—performing in a live recital.]

・解説: 比較級や同等比較(as 〜 as)の間に割り込む形で使われる定番の挿入表現です。ここでは B = more than (performing...)、A = as nerve-racking as (performing...) という構造になっており、Bを否定(if not B)しながらAを強調しています。



💡 その他の重要構文ポイント:

分詞構文(付帯状況・結果): ...started a YouTube channel..., uploading 98 videos to date. は、主節の行動の「結果」として、「〜して、その結果今日までに98本の動画をアップロードすることになった」という時の流れや実績をスムーズに表現しています。

I wish + 仮定法過去: ...I truly wish there were a magic formula... は、「(現在の事実に反して)〜であればいいのに」という現在の実現不可能な願望を表します。現実にはそのような魔法の方程式は存在しないため、be動詞の過去形(were)が使われています。





💡 まとめの一言: `A if not B` を使うことで、「Bとまではいかなくても、少なくともAだ」「あるいはBかもしれないがAだ」という、単なる事実の比較を超えた、話し手の強い主観や実感をドラマチックに付け加えることができます!







💎 重要語彙・コロケーション解説


  • ・at the height of ~ (【熟】〜の真っ只中に、〜の絶頂期に ―― 物事の勢いが最も盛んなタイミングを指す表現)

  • ・to date (【熟】今日までに、現在まで ―― 過去から現時点までの累積を表す、up to now の知的な表現)

  • ・flawless (【形】完璧な、傷のない ―― flaw(欠点・傷)+ less(〜のない)からなる、非の打ち所がない様子)

  • ・demoralizing (【形】気力を挫くような、自信を喪失させるような ―― やる気やモチベーションを奪っていく状況を描写)

  • ・get stuck (【熟】行き詰まる、動けなくなる ―― 進行中の物事が途中で引っかかって進まなくなる状態)

  • ・nerve-racking (【形】神経のすり減るような、ハラハラするような ―― 精神的なプレッシャーや緊張が非常に強いこと)

  • ・on top of that (【熟】その上、さらに ―― 前述の事柄に加えて、別の要素をさらに重ねる際の定番の接続表現)

  • ・an uphill battle (【名】苦難の連続、厳しい戦い ―― 急な坂道を駆け上がりながら戦うような、圧倒的に不利で骨の折れる状況)

  • ・arduous (【形】骨の折れる、根気のいる、困難な ―― 達成するまでに多大な努力や忍耐を必要とするタスクを指す)

  • ・magic formula (【名】魔法の方程式、特効薬、秘訣 ―― 複雑な問題を一瞬で解決してくれるような都合の良い解決策)






Story82 - 効率性の代償



構文064 now (that) ~ 「今やもう~なので」
Story 82




The Price of Efficiency




Dining out just isn’t as enjoyable as it used to be, now that so many restaurants are replacing hospitable staff with fixed tabletop touchscreens. I understand that this business model has been adopted to address the severe reality of a chronic labor shortage in the industry, which was severely exacerbated by the COVID-19 pandemic. This cold, impersonal service seems to be everywhere in Japan nowadays, unless you’re dining at a high-end restaurant. Nothing highlights this sad trend more than ramen shops. You sit down, tap a screen to order, and your food is placed in front of you. The moment you finish your ramen, you feel an unspoken pressure to get up and leave. My favorite ramen shop now feels completely soulless, stripped of all human warmth. To me, a meal without human interaction loses its heart—it just doesn't taste as good as it does when served by a warm, welcoming waiter.






今や非常に多くのレストランが、心のこもった接客をしてくれるスタッフを卓上固定型のタッチパネルへと置き換えてしまっているので、外食はかつてほど楽しいものではなくなってしまった。このビジネスモデルが、コロナ禍によって著しく悪化した業界の深刻な慢性的人手不足という厳しい現実に立ち向かうために導入されたものであることは理解している。


しかし、高級レストランで格別に豪華な料理をいただく場合でもない限り、この人間味のない冷たいサービスは、今の日本ではどこにでもある風景になってしまったようだ。この悲しいトレンドを何よりも如実に物語っているのが、ラーメン店である。席に座り、画面をタップして注文すると、料理が目の前に置かれる。ラーメンを食べ終えた瞬間、早く席を立って店を出なければならないような無言のプレッシャーを感じるのだ。かつて私のお気に入りだったラーメン店は、今や完全に魂を失い、人の温もりがすべて剥ぎ取られてしまったように感じられる。私にとって、人と人とのふれあいのない食事はハート(温かみ)を失ったものであり、温かく迎えてくれるウェイターに給仕されるときほど、どうしても美味しく感じられないのである。







🔑 構造を見抜く「英語OS」:構文フォーカス


今回のエッセイの核となる、知的な表現を支える重要な構文ポイントを解説します。



【1. 変化に伴う原因・理由:now that ~ 】

・構造: [...now that so many restaurants are replacing hospitable staff with fixed tabletop touchscreens.]

・解説: 接続詞の now that は、「(過去と違って)今やもう〜なのだから / 〜である以上は」という、状況の変化を前提とした原因や理由を表します。単なる because よりも「過去との対比」や「現在の新しい局面」が強く意識され、エッセイ全体の論理的な出発点を鮮明にする大人の表現を可能にしています。



💡 その他の重要構文ポイント:

関係代名詞の非制限用法: ..., which was severely exacerbated by... は、先行詞の「慢性的な人手不足(chronic labor shortage)」に対して、文脈の流れを止めずに「ちなみにそれはコロナ禍でさらに悪化したのだが」という歴史的背景や補足情報をスムーズに付け加えています。

否定語を用いた最上級表現: Nothing highlights this sad trend more than... は、「〜以上にこの悲しいトレンドを際立たせるものは何もない」という直訳から、「〜こそが最も如実に物語っている」という強い最上級のメッセージをドラマチックに反す論理展開です。

比較級における代動詞と省略: ...as it does when served by... は、直前の tastes good の重複を避ける代動詞 does を用い、さらに when (it is) served のように「接続詞+分詞(受動形)」の形を取ることで、極めて引き締まったリズムを生み出しています。





💡 まとめの一言: `now that ~` を使うことで、ただの理由説明にとどまらず、「時代の移り変わりや現状のリアルな変化」をワンフレーズで聞き手に印象づけることができます!







💎 重要語彙・コロケーション解説


  • ・hospitable (【形】手厚い、もてなしの良い ―― 客や異邦人を温かく迎え入れ、心のこもった丁寧な対応をする様子)

  • ・fixed tabletop touchscreens (【名】卓上固定型のタッチパネル ―― テーブルに据え付けられた注文用の電子端末)

  • ・address (【動】(課題・問題などに)取り組む、対処する ―― 単に処理するだけでなく、真摯に向き合って解決を試みる)

  • ・chronic (【形】慢性の、長引く ―― 一時的なものではなく、病気や社会問題などが長期間にわたって根深く続いている状態)

  • ・exacerbate (【動】〜を悪化させる、深刻化させる ―― すでに悪い状態や病変を、さらに悪い方向へと激化させる知的動詞)

  • ・impersonal (【形】人間味のない、冷淡な ―― 個人の感情や温もりが排除され、事務的・機械的に割り切られている様子)

  • ・high-end (【形】高級な、最高級の ―― 金額だけでなく、品質やサービスの質が極めて高い一流のクラスを指す)

  • ・highlight (【動】〜を際立たせる、目立たせる ―― 重要な事実や傾向にスポットライトを当て、浮き彫りにすること)

  • ・unspoken pressure (【名】無言の圧力、プレッシャー ―― 言葉で直接言われるわけではないが、周囲の空気からひしひしと感じる強制力)

  • ・soulless (【形】魂のない、味気ない ―― 生気や独自の魅力、あるいは人間の温かみが完全に失われてしまっている状態)

  • ・strip A of B (【熟】AからBを剥ぎ取る、奪う ―― Aという場所や物から、本来備わっている特質や価値、権利などを力づくで取り去る)

  • ・interaction (【名】ふれあい、相互作用 ―― 人と人とが互いに影響を与え合い、コミュニケーションを交わすこと)




最後に

Part14までじっくり読んでくださり、本当にありがとうございます。 ここに書いた「構文150で英語人生が覚醒した」過程は、私がケンブリッジ英検C2(Proficiency)を取得して実際に体現してきた内容です。 ケンブリッジC2は英検1級よりもはるかに上位の資格であり、世界基準で通用する本物の英語力の証明です。

そんな講師に直接指導を受けられる機会は、なかなかありません。 もしこの自叙伝を読んで「自分も本気で変わりたい」と感じられたなら、個別の受講相談をお受けします。 あなたの現在の英語力や目標をお聞きしながら、最適な進め方をご一緒に考えます。


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著者プロフィール

英会話エスティーム英語コンサルタントの清水恭宏です。1999年より「一人一人に完全に合わせたオーダーメードレッスン」を提供してきました。現在は金沢市内教室での対面レッスンに加えて、ドイツ・ベルギー・シンガポールでインターナショナルスクールへ通う児童、そして帰国子女、ビジネスマン、医師、受験生、主婦の方まで幅広い層を指導しております。世界最高峰の英語資格であるケンブリッジ英検C2Proficiencyを取得しておりますので、CEFRA1からC1レベルの方まで幅広く指導できます。中学生で英検一級も輩出しており、指導力には絶対の自信を持っております。指導はIPA国際発音記号の徹底で「通じる英語」の基礎を築くことから開始します。初めて英会話レッスンを受講する方、他スクールで学んで成果を上げられなかった方是非私にご相談下さい。

▼ 学歴 ▼
立命館大学産業社会学部卒業。

▼ 海外経験 ▼
イギリス(2年)語学留学でケンブリッジ英検C2Proficiency取得。
Basingstoke市の知的障害者施設で1年働き、実践的コミュニケーション能力を身につけました。
ニュージーランド クライストチャーチ市の Achievement Institute of English の日本エージャントをつとめました。一番大好きな国で五回行きました。その他、スイス・ベルギー、オーストリア、香港、シンガポールを訪れたことあります。

▼ 英語指導・ビジネス経験 ▼
文科省英語教育開発指定校であった、金沢市南小立野小学校で非常勤講師を五年勤めました。中部英語教育学会で「日本人にあった発音指導」という題で発表しました。現在の日本インバウンド事業の草分け的存在である The Real Japan プロジェクトに翻訳者として参画しました。現在は英会話エスティームに専念しております。石川県社会人英語スピーチコンテスト県知事賞受賞歴あり。

▼ 趣味・好きなもの ▼
クラシックギターは20年以上弾いており、去年念願のコンサートデビューを果たすことができました。クラシック、ボサノバ、J-POP、ジャズなど幅広い音楽を演奏します。料理は好きですが、基本がなってないので全て創作です。ですが、味には自信があります(笑)
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生徒さんへメッセージ
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「英語が変わる、未来が変わる」が私の教育コンセプトです。受験生にとっては進学への未来が拡がり、ビジネスマンの方にとっては仕事の機会が拡大し、地元の方にとってはインバウンド観光事業での可能性が拡がります。英語を通じて受講生をポジティブな未来に導くお手伝いをしたいと心から願っております。そのため全身全霊でサポートしますので是非私にご相談下さい。


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