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英語の構文150で覚醒した私の英語人生|自叙伝Part10

英語の構文150で覚醒した私の英語人生|自叙伝Part10

高校生のみなさん、美誠社の『新英語の構文150』はお持ちでしょうか? また、社会人のみなさんも、多くの方がこの本にお世話になったことでしょう。

でも……きっと「つまらない」と感じたのではないでしょうか。
確かに素晴らしい名著ですが、いかんせん例文が無機質なのです。そこで、この『構文150』の有用性を証明するために、収録されている構文だけを使って、私自身のリアルな人生のエピソード(自叙伝)を綴ってみました。

実はこの自叙伝、単に楽しい読み物というだけではありません。現在の難関大学(早慶や旧帝大など)の入試で求められる、CEFR B2〜C1レベルの高度な語彙や、生きた文脈を読み解く力を自然に養えるよう、あえて手応えのある英語で執筆しています。 単語帳の丸暗記に限界を感じている受験生にとっては、最高の実戦教材になるはずです。

無機質だった構文に命が吹き込まれると、驚くほどスッと頭に入ってくるはずです。ぜひブログを読む感覚で、楽しくマスターしていきましょう!お楽しみに。

Story55 - ロンドン:もう一つの音楽の都



147 無生物主語構文
Story 55




The Unexpected Capital of Music: London




Although Vienna is usually hailed as the city of music in Europe, I found London to be just that. London features numerous world-class orchestras—including the Philharmonia Orchestra, the London Symphony Orchestra, and the Royal Philharmonic—as well as magnificent concert halls. Having an international student card allowed me to secure a standby ticket for only 5 pounds. Among the many concerts I attended, the most memorable and dramatic was one conducted by the legendary Vladimir Ashkenazy with the RPO. The main program was Shostakovich’s Tenth Symphony, in which the composer’s pent-up feelings against the dictator Stalin are violently expressed in the second movement. Gloomy and mysterious though the work is, I consider it to be one of the greatest symphonic masterpieces written in the 20th century.






ウィーンは通常、ヨーロッパにおける「音楽の都」として称賛されているが、私にとってそれ(音楽の都)にぴったり当てはまったのはロンドンだった。ロンドンには、フィルハーモニア管弦楽団、ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(RPO)をはじめとする、数多くの世界一流のオーケストラや、素晴らしいコンサートホールがある。


国際学生証があったおかげで、私は当日券をわずか5ポンドで手に入れることができた。私の足を運んだ多くのコンサートの中で、最も記憶に残り、かつ劇的だったのは、伝説的なウラディーミル・アシュケナージがRPOを指揮したものだった。メインプログラムはショスタコーヴィチの交響曲第10番で、第2楽章では独裁者スターリンに対する作曲家の内にこもった感情が激しく表現されている。その作品は暗く神秘的ではあるけれど、私は20世紀に書かれた最も偉大な交響曲の傑作の一つであると考えている。







🔑 構造を見抜く「英語OS」:構文フォーカス


今回のエッセイの核となる、知的な表現を支える重要な構文ポイントを解説します。



【1. 無生物主語構文(本命)】

・構造: [Having an international student card] (S) + allowed (V) + me (O) + to secure... (C)

・解説: allow + O + to-V(Oが〜することを可能にする)の主語に、動名詞句という「無生物」が据えられています。

💡 訳出のロジック:

直訳:「国際学生証を持っていることが、私が当日券をわずか5ポンドで手に入れることを可能にした。」

意訳:無生物主語を「理由・条件(〜のおかげで、〜があれば)」のように崩し、目的語(me)を主語のように訳すと日本語として極めて自然になります。

※「国際学生証があったおかげで、私は当日券を〜手に入れることができた」という、洗練された因果関係の響きが生まれます。



【2. 無生物主語構文(準ずるもの)】

・構造: London (S) + features (V) + numerous... (O)

・解説: 「人」ではなく「場所(ロンドン)」を主語にし、feature(〜を特徴とする、呼び物にする)を繋げることで、「ロンドンには〜がある」という客観的かつスマートな叙述になります。



【3. 譲歩の倒置構文】

・構造: [Gloomy and mysterious] (形容詞) + though + S + V ...

・解説: Though the work is gloomy and mysterious,... の形容詞が文頭に飛び出した形です。あえて語順をひっくり返すことで、「(確かに)暗く神秘的ではあるけれど」という譲歩のトーンを鮮烈に強調しています。




💡 まとめの一言: 無生物主語を使うことで、「私が〜した」という主観的な語りから、状況や因果関係を浮き彫りにする知的な大人の英語へとシフトします!







💎 重要語彙・コロケーション解説


  • ・hail A as B (【動詞句】AをBだと称賛する、歓呼して迎える ―― 世間が熱狂的に認めるニュアンス)

  • ・feature (【動】〜を特徴とする、呼び物にする ―― 魅力的な要素を堂々と備えていることを表す)

  • ・numerous (【形】数多くの、たくさんの ―― manyよりも客観的で硬質な表現)

  • ・secure (【動】〜を確保する、苦労して手に入れる ―― 単にbuyするのではなく、努力して勝ち取るニュアンス)

  • ・standby ticket (【名】当日券、キャンセル待ちチケット ―― 現地でのリアルな音楽体験を想起させる言葉)

  • ・memorable (【形】記憶に残る、忘れられない ―― 心に深く刻まれる素晴らしい体験に対して使う)

  • ・pent-up (【形】内にこもった、うっ積した ―― 抑圧された強い感情やエネルギーを表す)

  • ・dictator (【名】独裁者 ―― 歴史的な重みと緊張感を与える言葉)

  • ・violently (【副】激しく、暴力的に ―― 感情の爆発や凄まじい勢いを描写する)

  • ・gloomy (【形】薄暗い、陰気な、憂鬱な ―― 楽曲の重々しい空気感を的確に表す)

  • ・masterpiece (【名】傑作、名作 ―― 芸術作品に対する最高峰の賛辞)




最後に

『新英語の構文150』、眠らせておくのはもったいないですよ!生きた英語として、一緒に使いこなしていきましょう。

もしあなたが、「文法書を読んでも実戦で使えない」「単語や構文が頭にスッと入ってこない」と悩んでいるなら、それは英語の才能がないからではありません。ただ、その言葉に『あなたの物語(命)』を吹き込む方法を知らないだけです。

この自叙伝シリーズを読んで、「自分もこんな風に英語で自分の人生を語れるようになりたい」「構文150を本気で使いこなしたい」と思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。20年以上の指導経験を持つ講師が、あなたのレベルと目標に合わせた完全オーダーメイドのレッスンをお届けします。


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著者プロフィール

英会話エスティーム英語コンサルタントの清水恭宏です。1999年より「一人一人に完全に合わせたオーダーメードレッスン」を提供してきました。現在は金沢市内教室での対面レッスンに加えて、ドイツ・ベルギー・シンガポールでインターナショナルスクールへ通う児童、そして帰国子女、ビジネスマン、医師、受験生、主婦の方まで幅広い層を指導しております。世界最高峰の英語資格であるケンブリッジ英検C2Proficiencyを取得しておりますので、CEFRA1からC1レベルの方まで幅広く指導できます。中学生で英検一級も輩出しており、指導力には絶対の自信を持っております。指導はIPA国際発音記号の徹底で「通じる英語」の基礎を築くことから開始します。初めて英会話レッスンを受講する方、他スクールで学んで成果を上げられなかった方是非私にご相談下さい。

▼ 学歴 ▼
立命館大学産業社会学部卒業。

▼ 海外経験 ▼
イギリス(2年)語学留学でケンブリッジ英検C2Proficiency取得。
Basingstoke市の知的障害者施設で1年働き、実践的コミュニケーション能力を身につけました。
ニュージーランド クライストチャーチ市の Achievement Institute of English の日本エージャントをつとめました。一番大好きな国で五回行きました。その他、スイス・ベルギー、オーストリア、香港、シンガポールを訪れたことあります。

▼ 英語指導・ビジネス経験 ▼
文科省英語教育開発指定校であった、金沢市南小立野小学校で非常勤講師を五年勤めました。中部英語教育学会で「日本人にあった発音指導」という題で発表しました。現在の日本インバウンド事業の草分け的存在である The Real Japan プロジェクトに翻訳者として参画しました。現在は英会話エスティームに専念しております。石川県社会人英語スピーチコンテスト県知事賞受賞歴あり。

▼ 趣味・好きなもの ▼
クラシックギターは20年以上弾いており、去年念願のコンサートデビューを果たすことができました。クラシック、ボサノバ、J-POP、ジャズなど幅広い音楽を演奏します。料理は好きですが、基本がなってないので全て創作です。ですが、味には自信があります(笑)
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生徒さんへメッセージ
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「英語が変わる、未来が変わる」が私の教育コンセプトです。受験生にとっては進学への未来が拡がり、ビジネスマンの方にとっては仕事の機会が拡大し、地元の方にとってはインバウンド観光事業での可能性が拡がります。英語を通じて受講生をポジティブな未来に導くお手伝いをしたいと心から願っております。そのため全身全霊でサポートしますので是非私にご相談下さい。


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