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丸暗記はもう終わり!「used to / be used to / get used to」の違いが連結動詞 get で一瞬でわかる方法

丸暗記はもう終わり!「used to / be used to / get used to」の違いが連結動詞 get で一瞬でわかる方法






丸暗記はもう終わり!「used to / be used to / get used to」がスッと腑に落ちるたった一つの鍵







導入:イギリス留学初日、最大の敵は「英語」ではなく「巨大な2匹の犬」だった





【English Story】


When I first arrived in England to study English, my biggest challenge wasn't the language—it was pets.

When applying to my language school, which arranged host family stays, I forgot to mention one crucial detail: my severe aversion to pets. Unaware of this, the school assigned me to a family with two huge dogs. The moment I arrived, I literally froze in terror.

Seeing my reaction, the host family gave me a gentle ultimatum:

"Do you think you can get used to them in a week?"

Thanks to their kind support, day by day, the shift happened. By the end of my stay, I was not only comfortable around them, but I even found myself cuddling them on my lap.

Today? I am completely used to dogs—in fact, I’d love to have one myself!






【日本語訳】


私が英語を学ぶために初めてイギリスへ渡ったとき、最初に立ちはだかった最大の問題は、思わぬことに「英語」ではなく「ペット」でした。

ホストファミリーの手配を行う語学学校に申し込む際、私は「極度のペット嫌い(恐怖症)」であることを伝え忘れるという重大なミスをしてしまったのです。学校側はもちろんそんな事情を知る由もないため、私を2匹の巨大な犬がいる家庭へと手配しました。到着した瞬間、私は目の前の犬たちを前に文字通り恐怖で凍りつきました。

私のただならぬ反応を見たホストファミリーは、優しくも一種の最終通告を私に投げかけました。

「1週間で、この子たちに『慣れていく』ことはできそう?」

ファミリーの温かいサポートのおかげで、日を追うごとに変化が起きました。滞在が終わる頃には、あんなに怖かった犬たちと一緒にいて平気になったどころか、自分の膝の上で抱きしめて可愛がるまでになっていたのです。

今ですか? 私は完全に犬に慣れ親しんでおり(completely used to dogs)、むしろ自分でも飼いたいと思っているほどです!





私自身の実体験であるこのエピソードの中に、日本人学習者が最も頭を悩ませる used to / be used to / get used to の本質がすべて詰まっています。



学校の授業で「〜したものだ」「〜に慣れている」「〜に慣れる」と呪文のように丸暗記させられ、形が似ているせいで頭の中がごちゃ混ぜになって苦しんだ経験はありませんか?



この3兄弟をクリアにするスタートラインは、日本語訳でも複雑な文法用語でもありません。「動詞 get の本当の姿(連結動詞)」を知ることなのです。







1. 「get = 手に入れる」という呪縛を解く



「get の意味は?」と聞かれたら、真っ先に「手に入れる」と答える人は多いはずです。

もちろん I got a letter.(手紙を受け取った)のように、後ろに名詞を1つ置く「第3文型(SVO)」の get は日常会話で頻出します。



しかし、学習者が get used to で混乱する本当の原因は、get が持つ多様な文型における役割、特に「連結動詞」としての顔を知らない(または意識していない)ことにあります。



ここで、get が文型によって全く異なる役割を持つことを整理してみましょう。





【整理】get の主な文型と役割



  1. SVA(主語 + 動詞 + 必副句):【移動】〜に移動する・至る・到着する

    ・I got to the station. (駅に着いた)

    ※ to the station は単なる付け足しの修飾語ではなく、動詞 get の意味を成立させるために絶対に欠かせない必須の副詞句(A)です。


  2. SVO(主語 + 動詞 + 目的語):【所有・獲得】〜を手に入れる・購入する

    ・I got a new car. (新車を手に入れた)


  3. SVOO(主語 + 動詞 + 間接目的語 + 直接目的語):【授与】〜に…を取ってあげる・与える

    ・I got him a coffee. (彼にコーヒーを買ってあげた)


  4. SVOC / SVOA(目的補語・必副句を従える型):【使役・影響】〜を…な状態にする

    ・I got the computer working. (パソコンを動く状態にした)


  5. 5. ★ SVC(主語 + 連結動詞 + 補語)【本章の主役】:【状態変化】〜の状態になる

    ・It got cold. (寒くなった)

    主語(S)と補語(C)を繋ぎ、「SがCという状態へと変化・移行する」を表す。




この中の 5. SVC(連結動詞としての get) こそが、今回のモヤモヤを氷解させる最大の鍵となります。







2. 「連結動詞 get」が解き明かす状態の変化



連結動詞(Linking Verb)とは、主語(S)と補語(C)を繋ぎ、「S=C」の関係やその変化を描写する動詞のことです。







  • I am hungry.

    (私は空腹な状態だ = be動詞による「今の状態(静止画)」)


  • I am getting hungry.

    (私は空腹な状態に向かって変化している = 連結動詞 get による「変化のプロセス(動画)」)





be が「ストップ(現在の状態)」を表すのに対し、get は「ある状態へ向かって動いている・移り変わっている(変化)」を表します。



  • get angry (怒った状態になる)

  • get tired (疲れた状態になる)



この感覚を掴んだうえで、あの3兄弟の正体に迫りましょう。







3. 3つのステップで腑に落ちる「used to」の正体






① used to 〜 (過去の遺産・もう終わったこと)


文法的には特殊な助動詞的表現として扱われますが、根底にあるイメージは「昔はよく〜していた(けど、今はもう違う)」という過去の習慣や状態です。現在とのギャップ(対比)がキモになります。



・I used to live in Tokyo. (昔は東京に住んでいた = 今は住んでいない)






② be used to 〜ing (すでに慣れている・その状態にいる)


ここで使われている used は、動詞 use の過去分詞ではなく、「慣れ親しんだ」という形容詞です。



  • 構造: be動詞 + 形容詞 used + 前置詞 to + 名詞/動名詞

  • 直訳的イメージ: 「(過去から今までかけて)すっかりその状態に染まっている、慣れた状態に『いる』」



・I am used to working long hours. (長時間の労働には慣れている = もう日常、驚かない安定した状態)


冒頭のエピソードで言えば、現在の私が犬に対して抱いている感覚はまさにこれです。

・I am completely used to dogs. (すっかり犬に慣れきっている)







③ get used to 〜ing (まさに今、慣れていっている最中)


いよいよ主役の get の登場です!



  • 構造: get(変化する) + used(慣れた状態) + to(〜へ向かって)

  • 直訳的イメージ: 「(新しい環境や状況に向かって)だんだん慣れていっている・変化している最中」



・I am getting used to living in a rural area. (田舎暮らしに慣れてきているところだ = まだ完全ではないが、適応しつつあるプロセス)


ホストファミリーが私に投げかけた言葉を思い出してください。

"Do you think you can get used to them in a week?"

(1週間で、この子たちに『慣れていく変化のプロセス』を完了させられそう?)

恐怖に怯えていた私に対し、彼らは「1週間という時間をかけて、その状態へと移行していけるか?」と問いかけていたのです。








💡 まとめ:頭の中をクリアにする方程式


日本語の「〜に慣れる」という一言で片付けようとするから、私たちの脳内は大混乱に陥ります。しかし、英語のメカニズムは極めて論理的です。



  • used to = 昔の習慣(過去の思い出・現在は違う)

  • be used to = 慣れている(今の安定した状態・be = 静止画)

  • get used to = 慣れていく(変化のプロセス・get = 動画)



「be(状態)なのか、get(変化)なのか」。



この連結動詞としての根本的な違いが見えた瞬間から、もう呪文のような丸暗記に頼る必要はなくなります。英語は感覚ではなく「論理」です。仕組みが分かれば、英会話の中でも迷うことなく、自分の状態や変化を正確に口から出せるようになりますよ。










【実践演習】「used to」三兄弟をマスターする 10問テスト


文脈に合わせて (   ) 内に適切な語(句)を補いなさい。必要な場合は動詞の形を変えなさい。




  1. When I was a child, I (         ) play the piano every day, but I rarely touch it now.

  2. Living in the countryside for years, she (         ) the quiet life there. [ live ]

  3. It took me a few months, but I finally (         ) on the left side of the road in the UK. [ drive ]

  4. There (         ) be a large bookstore near the station, but it was replaced by a convenience store last year.

  5. Are you (         ) long hours under heavy pressure? [ work ]

  6. He is slowly (         ) to the humid climate of Japan.

  7. This sharp knife (         ) meat smoothly. [ cut ]

  8. As time passed, the villagers (         ) to the harsh winter cold.

  9. (         ) there (         ) be a park around here?
    — Yes, but they built a parking lot.

  10. I cannot (         ) up so early in the morning; it's still too painful for me. [ wake ]








解答・解説




問1 解答: used to


【解説】 「(過去の)かつて〜したものだ(今はそうではない)」を表す助動詞的表現です。後ろには動詞の原形(play)が続きます。





問2 解答: is used to (または has been used to)


【解説】 「〜に慣れている状態(静止画)」を表す `be used to + 名詞/動名詞` の型です。「田舎に何年も住んでいる」という背景から、静かな生活にすでに慣れた状態であることを表します。





問3 解答: got used to driving


【解説】 「〜に慣れる(状態の変化・プロセス)」を表す連結動詞の `get used to V-ing` です。「数か月かかったが、最終的に慣れた」という変化の完了を意味するため、過去形 `got` を使用します。





問4 解答: used to


【解説】 「かつて〜があった(過去の状態)」を表す `There used to be ~` の構文です。





問5 解答: used to working


【解説】 `Are you ...` と be動詞で始まる疑問文です。「〜することに慣れていますか?」という現在の状態を尋ねているため、`used to + 動名詞(working)` が続きます。





問6 解答: getting used


【解説】 進行形 (`is slowly getting...`) と組み合わせることで、「徐々に慣れつつある(変化の途中のプロセス)」を表現する型です。





問7 解答: is used to cut


【解説】 注意が必要な受動態の構文です。「この包丁は肉を滑らかに切る『ために使われる』」という意味になり、`be used + to 不定詞(動詞の原形 cut)` の形をとります。





問8 解答: got used


【解説】 「時が経つにつれて、村人たちは厳しい冬の寒さに慣れていった(変化)」を表すため、`got used to` が入ります。





問9 解答: Did / use to (または Used / to)


【解説】 `There used to be ~`(かつて〜があった)の疑問文です。一般的には `Did there use to be ...?` の形が用いられます。





問10 解答: get used to waking


【解説】 助動詞 `cannot` の直後なので、動詞の原形 `get` を置き、前置詞 `to` の後に動名詞 `waking` を続けます。「朝そんなに早く起きることに慣れることができない(変化を起こせない)」という意味になります。





英語学習の本質に正面から向き合い、本当に使える一生の財産にしたい方は是非私にご相談下さい。小手先のテクニックでは到達できない世界へあなたを導いていきます。

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著者プロフィール

英会話エスティーム英語コンサルタントの清水恭宏です。1999年より「一人一人に完全に合わせたオーダーメードレッスン」を提供してきました。現在は金沢市内教室での対面レッスンに加えて、ドイツ・ベルギー・シンガポールでインターナショナルスクールへ通う児童、そして帰国子女、ビジネスマン、医師、受験生、主婦の方まで幅広い層を指導しております。世界最高峰の英語資格であるケンブリッジ英検C2Proficiencyを取得しておりますので、CEFRA1からC1レベルの方まで幅広く指導できます。中学生で英検一級も輩出しており、指導力には絶対の自信を持っております。指導はIPA国際発音記号の徹底で「通じる英語」の基礎を築くことから開始します。初めて英会話レッスンを受講する方、他スクールで学んで成果を上げられなかった方是非私にご相談下さい。

▼ 学歴 ▼
立命館大学産業社会学部卒業。

▼ 海外経験 ▼
イギリス(2年)語学留学でケンブリッジ英検C2Proficiency取得。
Basingstoke市の知的障害者施設で1年働き、実践的コミュニケーション能力を身につけました。
ニュージーランド クライストチャーチ市の Achievement Institute of English の日本エージャントをつとめました。一番大好きな国で五回行きました。その他、スイス・ベルギー、オーストリア、香港、シンガポールを訪れたことあります。

▼ 英語指導・ビジネス経験 ▼
文科省英語教育開発指定校であった、金沢市南小立野小学校で非常勤講師を五年勤めました。中部英語教育学会で「日本人にあった発音指導」という題で発表しました。現在の日本インバウンド事業の草分け的存在である The Real Japan プロジェクトに翻訳者として参画しました。現在は英会話エスティームに専念しております。石川県社会人英語スピーチコンテスト県知事賞受賞歴あり。

▼ 趣味・好きなもの ▼
クラシックギターは20年以上弾いており、去年念願のコンサートデビューを果たすことができました。クラシック、ボサノバ、J-POP、ジャズなど幅広い音楽を演奏します。料理は好きですが、基本がなってないので全て創作です。ですが、味には自信があります(笑)
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生徒さんへメッセージ
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「英語が変わる、未来が変わる」が私の教育コンセプトです。受験生にとっては進学への未来が拡がり、ビジネスマンの方にとっては仕事の機会が拡大し、地元の方にとってはインバウンド観光事業での可能性が拡がります。英語を通じて受講生をポジティブな未来に導くお手伝いをしたいと心から願っております。そのため全身全霊でサポートしますので是非私にご相談下さい。


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